<風俗情報>次回もっとサービスをしてもらうためにブログ:06-2-2017
中学校の入学式の日、
ぼくは制服を着て、小学校のグラウンドに集合しました。
地元の公立中学に入学するので、
ありきたりの制服なのですが、
それでも少しオトナになった気がして嬉しかったものです。
ぼくには特段の想いもありました。
年末に、お父さんが入院し、紙一重の幸運で生還したのですが、
まだまだ本調子ではなかったと記憶しています。
親しかった何人かの友達のうち、
既にお母さんが亡くなっていた友達もいたし、
ぼくのお父さんと同時期に病に倒れ、
後に闘病の果てお父さんが他界される…といった友達もいました。
十三歳の春、
それぞれの環境や想いを抱いての入学でした。
お父さんはそれから二十四年間、元気に生きてくれましたし、
ぼくたちの側から見れば、孫達とも逢えているので、
完全ではないにせよ、納得のいく人生だったのではないでしょうか。
お父さんが倒れたのはちょうどクリスマス。
どんなお正月だったのか全く覚えていませんが、
お母さん方の叔母や祖母がとてもよくしてくれたことを覚えています。
幸いお父さんは戻ってくれましたが、
ぼくの気持ちの中では、全くお正月どころではなかった…
将来の自分の行く末を考えたりしたことを後で恥じましたが、
当時仲良しだった友達もお父さんが闘病中で、
そのためではなかったにしろ、
ずいぶん一緒にいて、二人で色んな話をしました。
友達のお父さんは、
突発的な事態の急変であったぼくのお父さんとは違い、
時を経ることが命の長さと直結していましたから、
本当に瞬間瞬間が大切だったんだな、と今にして思うのです。
自分のことばかり考えていて、
自分が恥ずかしくなったのは、
そんなことを重ねている友達家族をみたからかもしれません。