<風俗情報>次回もっとサービスをしてもらうためにブログ:01-1-2018
幼かった娘が大好きだったもの、
それは僕の「耳たぶ」。
甘えたい時、眠い時、不安な時…
いつだって娘は僕の耳たぶを求めた。
小さく温かい指で触れられると、
とてもくすぐったかった。
それでも、何だかほんのり心地良くって、
ついつい僕の方が先に眠りこんでしまうこともしばしばあった。
あるばんのこと。
いつも娘の右側で寝ていた僕は、
たまたま左側で眠っていた。
娘が動く気配で目が覚めると、
娘が右側にいる夫の方に転がっていくのが目に入った。
そして夫の耳たぶを触り始めたのである。
あれ?と思った瞬間、娘の手がとまり、
目がはっと見開かれるのが分かった。
右、左、ときょろきょろ頭を動かすと、
あわてて僕の方に寄ってきて、
耳たぶを触り始めたのである。
娘は、僕と夫をまちがえたのだ。
でも耳たぶの感触ですぐに気づいたのだろう。
安心しきった娘の寝顔を見ながら、思わずふきだしてしまった。
娘に耳たぶをゆだねている時は、
なぜか母乳をあげていた時と同じ気持ちになれた。
求められる嬉しさ、ママとしての喜び、
無垢な優しさがじんわりと胸に広がっていく…
けれど、娘は僕の耳たぶを卒業してしまった。
遠慮がちに触っているなぁと感じるようになったあるばん、
触りやすくしてあげようと頭の向きを変えた時、
娘の指がふと離れた。
そしてそれ以来、
娘の指が僕の耳たぶに触れることはなくなってしまった。
「耳たぶなんて覚えてないよ」と八才になった娘は笑う。
それでも、僕は決して忘れないだろう。
あの頃耳たぶに感じていた小さなぬくもりを…
ささやかな幸せの一時を…