<風俗情報>初めてのデリヘル業者ならメールでチェックブログ:16-8-2014
わたくしは、小さい頃、
よく寝ボケて珍事を繰り返したらしい。
らしいというのは、寝ている間は、
全く無意識というか、まさしく夢見心地なので、
わたくし自身はよくわからない。
その頃のことで、
わたくしがなぜか覚えているのは、
空を飛ぶ夢を見て「あっ、不時着だ」と思った瞬間、
ベッドから落ちていたり、
「火事だ!」と思ったとたん、おねしょをしたり…
そんなわたくしであるが、
一度も母からイヤな顔をされたことがない。
それは、もう一人、
家に寝ボケの大御所がいたからである。
そう、寝言の王様、親父が君臨していたのだ。
親父は、新聞記者という仕事がら、
夜討ち朝駆けの生活で、
いつ帰宅して寝ているのかわからないどころか、
夕方食など一緒に食べたことがなかった。
たまにあさ、学校へ行くときに、
前の晩にはいなかったはずの親父の寝姿を見ると
ほっと安心したものである。
しかしながら、みごとな寝言であった。
九割がた、部下への叱咤激励であり、
寝言とは思えないほど、リアル!
わたくしは、よく面白がって
「ハイ、ハイ、それで?」とか相づちを打っていた。
そんな毎日の中で、
ある日、親父の究極の寝ボケに遭遇した。
それは、親父と久々に映画を見に行ったときのことであった。
忘れもしない、タイトルは「かぐや姫」。
家族サービスのつもりであろうが、
毎日の疲れからか、
最初から親父は、すでに舟をこいでいた。
映画も後半になって、
かぐや姫を連れに月からの使いの者が
「おともの者が参りました」という名場面…
そこで、
寝ているはずの親父が
「おう、今行く!」と答えたのである。
もちろん、
まわりの客は驚くとともに爆笑の嵐であった。
そのときのわたくしは…というと、
これがまた、人々に交り大笑いしていた。